船橋にゆかりのある音楽家をご紹介。第四弾はギタリストの伊瀬 雄亮(いせ ゆうすけ)さんにお話を伺いました。
まちかど音楽ステージを拠点に活動する船橋生まれ船橋育ちのギタリスト
ふなおん
ミュージシャンとしての活動も地元船橋を本拠地としていて「まちかど音楽ステージ」に定期的に出演したり、秋の「ふなばしミュージックストリート」にも第1回目の開催から毎年参加しています。
伊瀬さん
ふなおん
本当は大学卒業後そのままプロの道に進みたかったのですが、両親から「将来プロミュージシャンを目指すにしても、一度就職して社会を見ておいた方が良い」と勧められて就職しました。
職場の副業規定に抵触しない範囲で、市内の音楽イベントや自主開催のソロライブなどに取り組んでいます。
伊瀬さん
ふなおん
伊瀬さん
両親の影響で始めたギター
ふなおん
両親とも若い頃にギターをかじっていたこともあって、家の隅に置いてあったギターに触ったのが最初でした。中学〜高校は水泳部に所属してガンガン泳いでいたので、その息抜きとしてギターを弾いていたような感覚です。
高校生の頃にたまたま見た押尾コータローさんの演奏に憧れて、そこで「ソロギター」に目覚めました。
伊瀬さん
ふなおん
数人でのバンド活動と並行してソロギターの練習もずっと続けていて、サークル内の発表会でソロギターを披露したらものすごくウケた。そこで気持ち良くなっちゃって、ますますギターにのめり込みました。
伊瀬さん
ふなおん
「先生の言う通りに」というのが苦手なタイプなので、こうやって自分で試行錯誤するのが性格的にも合っているのかなと思っています。
伊瀬さん
ふなおん
大学生までは自分は世間知らずな面もあったと思うのですが、今の職場では子供からお年寄りまで幅広い世代の人とお話をする機会があるので、コミュニケーション力がかなり上がりました。時には自分の常識が通じない人の相手をしなければならないこともありますので、心の強さも身に付いていると思います。
また、時間の制約があるからこそ、ギターを弾くときにもメリハリをつけてものすごく集中して取り組むことができています。
伊瀬さん
自分の創った世界で人の感情を動かすことができるのがソロギターの醍醐味
ふなおん
路上ライブで終わった後に声をかけてくれる人もとてもありがたいですし、少し立ち止まってくれるだけでも「自分の音楽でその人の感情が少し動いたのかも」と思って嬉しくなります。
だからこそライブの臨場感が好きですし、もっと色んな人が気軽に音楽を聴ける場所がもっと増えて欲しいとも思います。
伊瀬さん
ふなおん
伊瀬さん
ふなおん
大学時代にバンドを組んでいたので、他の人と一緒に音楽を作り上げていくことの楽しさも知ってはいるのですが、いまは一人でやっていきたい気持ちのほうが強いです。
ソロギターだとギター一本で伴奏もメロディもすべて弾くので、一人で世界を創っていけるのが面白いところだと感じています。
伊瀬さん
船橋への想いと今後の展望
ふなおん
欲を言えば、もっとそういった機会が増えれば…と思います。例えば「まちかど音楽ステージ」の開催場所も今は船橋駅の近くだけですが、もっと他の場所でもできるようにするとか。市内の他の場所でもストリートミュージシャンを見かける機会もたくさんあるので、発表の場を求めるアーティストはたくさんいるんだろうと感じています。
伊瀬さん
ふなおん
世界で通用するギタリストになるための第一歩として、まずは地元船橋での活動をもっと増やして「船橋のギタリストといえば伊瀬雄亮」と言われるようになることを目標としています。
伊瀬さん
伊瀬雄亮 – ギタリスト
地元船橋を中心に活動。14歳の頃ソロギターに出会い、押尾コータローやTommy Emmanuel等の影響を受け、現在のスタイルを確立する。カントリー音楽を軸にしつつも、ジャンルの枠にとらわれずポップスやジャズ等さまざまな曲のアレンジやオリジナル曲を演奏する。
2015年ソニックアカデミーフェス優秀アレンジ賞受賞。
モリダイラ楽器フィンガーピッキングデイ2017東日本予選「ミュージックランドKey賞」受賞。
Finger Picker Change Day2019「ベストプレイ賞」受賞。
※記載の内容はインタビュー(2019年11月)時点のものです