船橋にゆかりのある音楽家をご紹介。第五弾はギタリストでもあり電子音楽の製作にも取り組む、まるやま たつやさんにお話を伺いました。
船橋歴1年、音楽&デザイン領域を得意とする複合型クリエイター
ふなおん
当時の職場が御茶ノ水だったので、その利便性を考えて探していた時に、船橋に気に入った物件を見つけたのがきっかけです。
まるやまさん
ふなおん
私の住んでいる湊町からだと、船橋駅周辺やららぽーとにも出やすいので買い物の利便性が非常に高いですね。その一方で、一駅離れるだけでも自然豊かな場所があったり。特に行田公園がお気に入りで、バイクで出かけてよく散歩したりしています。
まるやまさん
ふなおん
その他に心を病んで働けなくなってしまった人の就労支援の活動にも参加しています。自分自身が精神的に病んで、働くことができないほど体調を崩した経験もあり、社会的意義にも共感してお手伝いをさせて頂いています。こちらのビジネスは今は立ち上げ期なので慌ただしいですが、軌道に乗ってきたら自分の得意技を活かしてデザイン方面などのスキルアップ講座を担当する予定です。
まるやまさん
中学時代からインターネット上で自身の演奏を積極的に発信
ふなおん
その他にはエレクトロニカ(電子音楽)にも取り組んでいて、自分で制作した曲の配信も行なっています。ギターと電子音を組み合わせた曲はBGMとして使われるようで人気が高いですね。
まるやまさん
ふなおん
音楽の分野はまだまだデザインが行き届いていないように感じていて、そこに切り込んでいきたいという想いも持っています。
まるやまさん
ふなおん
ギターは音を出すだけで楽しくて、朝から晩までずーっと弾いてました。テニス部の練習をサボりまくって、球拾いからやり直しさせられたほどです(笑)
まるやまさん
ふなおん
アップした動画に反応が返ってくるのが嬉しくて、インターネットの世界がずっと自分にとって大切な活動の場になっています。
まるやまさん
ふなおん
その同級生とはYouTubeが縁で知り合いました。ぶらぶらと楽器店でギターを見ていたら「YouTubeで演奏している人ですよね?」って声をかけられて、それがたまたま同じ学校の同級生で意気投合したんです。
まるやまさん
ふなおん
その友人とはアコギ2本で「DEPAPEPE」のカバーや、情熱大陸などの有名曲を自分たちでアレンジして演奏したりしていました。このギターデュオでの発表は学園祭など部活を通しての場が主でしたが、軽音楽部の他の仲間たちは定番のバンド編成だったので、結構目立っていたように思います。
まるやまさん
ふなおん
音楽の方はソロ活動を主体として続けていました。サッポロ・シティ・ジャズというイベントでコンテストがあったのですが、それに出場してファイナリストに選ばれました。残念ながら優勝することはできなかったのですが、イベント関係者や審査員の方からご縁を頂いて、演奏のお仕事を頂けるようになりました。動物園での演奏やカーディーラーでの演奏などたくさんのお仕事に恵まれたので、大学時代はそれ以外のバイトをせずに過ごすことができました。
まるやまさん
国境を超えて愛される音楽を創る
ふなおん
ギターと電子音を融合させたスタイルで活動している宮内優里さんの影響はかなり強く受けました。
まるやまさん
ふなおん
まるやまさん
ふなおん
データを見ると海外の人に多く聴いてもらっていることが分かっています。歌の無いインストゥルメンタル形式ということも手伝って、言語の壁が無く楽しんで頂けているようです。こういった拡がりもインターネットの面白いところですね。
まるやまさん
ふなおん
まるやまさん
ふなおん
まるやまさん
船橋への想いと今後の展望
ふなおん
その一方で、気付いていないだけかもしれませんが、演奏を行える場所はまだまだ少ないのかなという印象です。自分自身も場を増やすことに挑戦していけたらと考えています。
まるやまさん
ふなおん
ただ「収入源をなるべく多く持てるようにする」という方針は決めています。
会社員時代に、取引先がなんの前触れもなく突然倒産したということがありました。どんなに大きな会社でも、こうやって突然潰れちゃうことがあるのかと、驚くとともに怖くなったんです。軸足を置ける場所が複数無いと安心して生きていけないんじゃないかと思うようになりました。
またフリーランスに転身してから「人と何かを作り上げるのが楽しい」と思うことが不思議と増えてきています。昔から人と話すことは好きなので、船橋や周辺の街でのイベントには積極的に挑戦していって、そこで色々な人とのつながりがつくれたら嬉しいですね。
まるやまさん
まるやまたつや – ギタリスト・おんがくか
1993年生まれ。北海道札幌市出身、千葉県船橋市在住。
13歳からギターを始め、14歳からYouTubeへの動画投稿をきっかけに音楽活動を開始。
現在(2019年時点)、YouTubeの動画総再生回数は400万回、Spotifyでの総再生数は100万回を超える。
「日常に溶け込む音楽」をコンセプトにギター1本で楽曲を奏でる「ソロギター」と、ギターを使用した電子音楽の制作を中心に活動中。
近年ではラジオ番組や舞台、映像作品などへの楽曲提供・制作など活動の幅を広げている。
※記載の内容はインタビュー(2019年11月)時点のものです