船橋市立船橋高等学校(千葉県船橋市市場4-5-1、Tel 047-422-5516)で「船橋市立船橋高等学校吹奏楽部 feat. with FRIENDS 春夏秋冬コンサート『冬』」が12月15日に開催された。
春夏秋冬コンサートは「身近に音楽!!街に音楽!!」をコンセプトとして立ち上げられたイベントで、同校第3体育館地下メインホールを拠点として、市船吹奏楽部と同校OBのミュージシャンである小松優一さんとが協力して四半期ごとに開催している。今回で5回目を迎えた同イベントには松戸徹市長も観覧に訪れており、”音楽のまち船橋”を盛り上げるという意義に共感して応援していると、出演者に向けてエールを送る場面も見られた。
第一部 – with Friends
コンサートは二部構成で、第一部には小松さんを中心とする若手アーティストたち7名によるユニット「with Friends」が出演。
『with Friends』メンバー
※写真左から
田中 ひなの(キーボード)
宇田 めぐみ(ボーカル)
小松 優一(ボーカル、ギター、ドラム)
及川 匠(ドラム、三線)
aKI(ボーカル)
鳥飼 幸司(ベース)
飯岡 泰山(ボーカル、ギター)
春夏秋冬コンサートの定番となったオリジナル曲「Good Music」がオープニングを飾った後、「赤いスイートピー」・「海の声」・「楓」と、春から秋までのコンサートで取り上げた楽曲をそれぞれ演奏してこの1年を振り返った。
その後はクリスマス曲を思い出させる冬の名曲たちの演奏。ボーカルの4人がそれぞれ赤・白・緑のクリスマスカラーの衣装で登場していることが明かされ(小松さんは3色すべてを取り入れた衣装!)、「すてきなホリデイ」や「Joy to the world」などが演奏された。
まだ第一部にも関わらず終了後の拍手が鳴り止まず、市立船橋高校吹奏楽部顧問の高橋先生に促される形で「Good music」が再度アンコールとして演奏された。客席ではオープニングの時よりもさらに大きく手拍子などをして音楽を楽しむ姿が見られた。
第二部 – 市立船橋高校吹奏楽部
第二部は市立船橋高校吹奏楽部が登場。
今年度のマーチングコンテスト全国大会でも演奏された「英姿颯爽」(樽谷雅徳・作曲)の演奏から始まり、続けて1~2年生メンバーによるクラリネット五重奏と3年生メンバーによる金管八重奏が披露された。
続けてのプログラムは合唱「武満徹の世界」と「火の鳥」(ストラヴィンスキー・作曲)。どちらのもかなりの難易度を誇る曲だが、日頃の練習の濃密さが伝わる迫力のある演奏となった。
次に、顧問の高橋先生も絶賛する男子部員たちによる男声合唱が登場。「いつもお腹が空いている」「消費税アップが辛い」など、男子高校生たちが日常の中で感じる様々な葛藤を、振り付けも交えたコミカルな替え歌で表現し、会場からはこの日1番の歓声とともに多くの笑い声もあがっていた。
最後は吹奏楽部全員での「市船NewSounds 2019」。華やかなポップスの演奏でコンサートは幕を閉じた。
「春夏秋冬コンサート」は来年度も継続を予定しており、次回は2020年春に開催予定。市内の小中学校とのコラボなども交え、音楽の輪をさらに広げていくことを予定しているという。
コンサート基本情報
2019年 12月 15日(日)14:00開演(13:30開場)
会場:船橋市船橋高等学校 第3体育館 地下メインホール
出演:with FRIENDS、市立船橋高校吹奏楽部
料金:500円(未就学児無料)
曲目:
第一部(with FRIENDS)
・Good music
・海の声
・楓 [冬の名曲たち] ・すてきなホリデイ
・ハピネス
・All I Want For Christmas Is You
・Joy to the world [アンコール] ・Good music
第二部(市立船橋高校吹奏楽部)
・英姿颯爽/樽谷 雅徳
・アンサンブルステージ(クラリネット五重奏、金管八重奏)
・合唱「武満徹の世界」
・火の鳥/ストラヴィンスキー
・男声合唱ステージ
・市船 NewSounds 2019