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【アーティスト紹介Vol.6】宮野下 シリュウさん – マリンバ奏者

船橋にゆかりのある音楽家をご紹介。第六弾はマリンバ奏者の宮野下 シリュウ(みやのした しりゅう)さんにお話を伺いました。

年間100本以上の公演に出演、船橋生まれ船橋育ちの売れっ子マリンバ奏者

ふなおん

本日はよろしくお願いします。はじめに宮野下さんと船橋とのつながりを教えてください。
生まれも育ちも船橋です。市立習志野台第一小学校・習志野台中学校に通い、高校も日大習志野高校だったので、高校生の頃までは家からものすごく近いエリアでの生活でした。

最近は年間100本ほどの公演を行っていますが、市内の公民館・保育園・カフェ・お寺などからもたくさんのお声がけを頂き、とてもありがたく思っています。

また、現在は芝山に教室を構えて、そこでマリンバのレッスンも行っています。

宮野下さん

ふなおん

年間100本とはすごい数ですね!音楽事務所などに所属しているのですか?
事務所のお世話にはなっていますが、所属ではなく登録という形にしています。所属としてしまうと全ての仕事を事務所を通さねばならず活動の自由が大きく制限されてしまうのが嫌なので。マッチしそうな案件があればお声がけを頂けますが、事務所からの保証などは一切ありません。90%近くの仕事は、自分の足で営業して取ってきています。

東京都の公認路上パフォーマーである「東京都ヘブンアーティスト」としても認定されているので、そちらを通じての案件もあります。

宮野下さん

聴く人の喜ぶ姿で火がついた音楽への志

ふなおん

宮野下さんがマリンバを始めたきっかけを教えてください。
幼稚園の課外音楽教室でマリンバを習い始めました。その音楽教室ではいくつかの楽器を選ぶことができたのですが、親が言うには「並んでいる写真からマリンバを指差して選んだ」らしいです。

その幼稚園の課外教室は卒園後も通うことができたので、小学校2年生頃まで通いました。その後は北習志野の伊藤楽器の教室に移り、それとほぼ同時期にピアノも習い始めました。

宮野下さん

ふなおん

学校でも音楽系の部活などで活動していたのでしょうか?
学校では体育会系の部活に所属していました。中学はハンドボール部、高校はラグビー部だったんです。大学でもラグビーを続けるつもりで、一般受験の準備をしていたのですが、受験直前の夏のある出来事をきっかけに急遽音楽大学を目指すことに決めました。

宮野下さん

ふなおん

バリバリのスポーツマンが音楽家を目指すようになるほどの出来事とは、どんなことがあったのでしょうか?
当時、小さい頃からレッスンに通っていた伊藤楽器のスタジオでアルバイトをしていたんです。楽器店のアルバイトなのでスタッフもみんな楽器が演奏できるんですね。なのでスタッフコンサートでそれぞれが演奏を披露する機会があり、そこで久しぶりにマリンバを人前で演奏しました。そこで聴いてくれた人が喜ぶ姿に触れて、本当に嬉しくて。

中高の部活は団体競技だったので個人にスポットが当たることがあまり無かったし、小さい頃のマリンバは親に褒められるのが目的だったような部分もあったのですが、こうやって自分の頑張りが評価されてお客さんが喜んでくれる世界って本当に良いなと思ったんです。

そこで「マリンバ奏者になりたい!」という気持ちに火がついて、小さい頃からお世話になっていたマリンバの先生やピアノの先生に連絡を取りました。音大の試験まで残り3ヶ月という状況だったんですが、先生方の力も借りながら急ピッチでレッスンや音楽の勉強を重ねて、何とか洗足音楽大学に滑り込むことができました。

宮野下さん

ふなおん

決めてからの勢いがすごいですね!大学に入ってからはどのような活動に取り組まれていたのでしょうか?
音楽大学ではマリンバのアカデミックな部分もかなり追及しました。ただ、奏法に関しては自分が納得するものを教えてくれる先生には出会うことができませんでした。マリンバは女性奏者も多く、アンサンブルに取り組む人も多いので、特に日本では繊細なタッチで弾くのが主流なんです。でも自分の場合はソロを主体としてガンガン鍵盤を叩くスタイルなので、なかなかそれに噛み合う先生がいないんです。

なので奏法については半ば独学で練習を重ねて、自分のスタイルがどこまで通用するか試すために海外のコンクールに挑戦しました。オーストリアで行われた国際マリンバコンクールでセミファイナルまで進み、イタリアで行われた国際打楽器コンクールで2位を受賞するなど、結果を残すことができました。自分のスタイルを認めてくれる海外の音楽家たちに出会うことができたのが大きな収穫でした。

宮野下さん

演奏だけでなくトークもできてこそ一流

ふなおん

宮野下さんが演奏する時に大切にしていることを教えてください。
質の高い演奏をお届けするのはもちろんのこと、曲間の「おはなし」にもかなり力を入れています。これはヘブンアーティストとして活動する中で大道芸人たちのパフォーマンスを見て感じたことなのですが、演奏がどんなに素晴らしくても途中のトークが下手だと何もかも台無しになっちゃうんですよね。彼らはパフォーマンスだけでなく間のおしゃべりも本当に上手です。

なので私も大道芸の人たちや、その道のプロであるニュースキャスターの喋り方などを参考にしてトーク技術を磨いています。

宮野下さん

ふなおん

演奏が良くても曲間の司会やトークがイマイチというのは、すごく美味しい料理を出すけどウエイターや会計の対応が最低なレストランみたいな状態かも知れませんね。
その通りです。コンサートが始まってから終わるまでの全ての時間が、音楽家からお客様に提供される一貫したサービスなのです。

全ての時間の品質を高めるためにも、音楽家は音楽と並行してトークやプレゼンの練習をすべきだと思います。お客様の反応を見ながら言葉のキャッチボールできるようにならないと、演奏も独りよがりのものになってしまうのではないでしょうか。

音楽大学でこういったことをきちんと教えないことが「音大を出ても食えない」なんて言われる一因とも思います。

宮野下さん

船橋への想いと今後の展望

ふなおん

宮野下さんが思う船橋の良いところ・もっとこうだったら良いのにというポイントを教えてください。
無料で楽しめるコンサートが多い、つまり市が芸術文化に対してきちんと予算をつけて取り組んでいるという点は素晴らしいですね。

ただ、質の高い音楽が発信される仕組みや場はまだ少ないように思います。東京のヘブンアーティストのような資格制度が船橋にもあったらと思うし、公立のみならず民間の音楽ホールやライブハウスがもっとたくさんあったらありがたいとも思います。

宮野下さん

ふなおん

最後に、今後の宮野下さんの展望をお聞かせください。
現代音楽からポップスまで、様々なジャンルに精通しているマリンバ奏者になりたいと思っています。今は特にポップスの中でも、昭和歌謡や演歌の研究をしています。マリンバは打楽器という性質上、歌のロングトーン(伸ばす音)を表現するのがとても難しいのです。

また、3年ほど前から作曲や編曲にも取り組んでいます。自身のオリジナル曲を多くの人に聴いて頂けたら嬉しいです。

宮野下さん

宮野下 シリュウ – マリンバ奏者

 

千葉県船橋市出身。

5歳より、マリンバを始める。
洗足学園音楽大学・大学院打楽器科を共に首席で卒業。

 

2010年、現代音楽作曲家の田中利光氏が作曲した、ソロマリンバと打楽器アンサンブルのための『息吹き』のマリンバソリストに抜擢され、日本初演を果たす。

 

2012年、オーストリア・ザルツブルクで行われた最難関国際マリンバコンクールの第4回大会セミファイナリスト。

イタリア・フェルモで行われた第10回国際打楽器コンクール・国際マリンバ部門において2位受賞。
その他、様々な国内外におけるコンクールにおいて優秀な成績を修めている。

 

2014年、自身の主宰する「Calamus」が東京都ヘブンアーティストに認定され、都知事より賞を与えられる。
2018年『Curro Duo』韓国ツアー公演を行う。
2019年、『Curro Duo』が東京都ヘブンアーティストに認定される。
現在、全国各地での演奏活動の傍ら、オリジナル楽曲の制作・提供にも力を入れている。

 

〝ハイレゾ音源データ〟マリンバソロアルバム【Aesthetics】をリリース。
エスニックパーカッショントリオ『Maicology』より1st.ミニアルバム【Maicoplasma】2nd.ミニアルバム【Shake!!】をリリース。

 

ピアノとのデュオユニット『KEYsiDE』よりオリジナルミュージックデータカード【S×S】をリリース。全世界配信中。

 

電子パーカッションユニット『Curro Duo』よりミュージックビデオをiTunes,GYAO,レコチョクなどから全世界配信中。

 

Alternate Mode Japan社
【malletKAT】エンドーサー。

 

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