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【アーティスト紹介 Vol.16】横洲 かおるさん -Voice Artist

船橋にゆかりのある音楽家をご紹介。第16弾は劇団四季出身のVoice Artistであり、船橋でのイベントにも多数の出演実績を持つ横洲 かおる(よこす かおる)さんにお話を伺いました。

船橋ゆかりのアーティストのパイオニア、船橋ご当地ソングも多数手がける

ふなおん

はじめに横洲さんと船橋とのつながりを教えてください。
大学卒業後に劇団四季で活動し、その後は船橋を拠点としての歌手活動に取り組んでいます。船橋市地方卸売市場イメージソング「ぼくら市場探検隊!」や、船橋の特産品である小松菜をPRする「アブラカタブラ西船なな姫」といったご当地ソングもいくつか手掛けています。

出身は東京で、船橋には20代半ばから住んでいます。転勤族だった父が定年を迎えて、住むところを決める時に親戚が住んでいた船橋を選びました。

横洲さん

ふなおん

船橋のご当地イベントに横洲さんが出演されている姿を何度も見ていたので、てっきり船橋ご出身の方かと思っていました。大人になってから移り住んだ船橋の街に、ここまで溶け込めているのは何故なのでしょうか?
最初に出演した船橋の音楽イベントは、中央公民館など3つの公民館の合同によって行われたコンサートでした。広報ふなばしに掲載されていた出演者募集を見て応募したのがきっかけです。

当時はもう劇団四季は退団して育児に励んでおり、そろそろ音楽活動を再開させようかと考えていた頃でした。ただ小さい子供を抱える身だと、なかなか出産前と同じような舞台に戻るのは難しい。現場は都内が中心で、稽古や本番で長期間家に帰れないこともあるので。そんな時に、住んでいる船橋で出演できるステージがあると知り、迷いなく応募していました。

幸いなことにそのコンサートが評判で、観に来ていた関係者からのお誘いでアンデルセン公園でのイベントにも出演させて頂くようになりました。そこからのご縁で船橋市市制70周年の緑化フェアの際に「アンデルセンの公園」という曲を制作し、またそこからご縁がつながって船橋市のPRイベントに呼ばれて…と、様々な人とのご縁がどんどんつながっていって、たくさんのステージに出演する機会を頂いています。当時はまだ船橋を拠点に活動するミュージシャンが少なかった、というのもあったかもしれません。

横洲さん

小学生の頃に芽生えたミュージカルへの憧れ

ふなおん

横洲さんと音楽との出会いを教えてください。
小さい頃から歌は大好きで、小学校では合唱部に所属していました。そのほかにも踊りやお芝居など、人前で何かを演じたり発表したりするような場面は全般的に好きでした。

転機になったのは小学校4年生の時に学校の音楽鑑賞教室です。そこで観にいった「劇団四季」の舞台が生まれて初めて見るミュージカルだったのですが、本当にキラキラと輝く夢のような世界に見えました。「自分の好きな歌と踊りとお芝居をすべて使って表現する世界があるなんて!!」と心から感動し、その頃からミュージカルの世界を夢見るようになりました。

横洲さん

ふなおん

横洲さんのプロフィールを拝見すると「東京学芸大学 教育学部」のご出身とのことで、音大ではない一般大学から劇団四季に入団というのは異色の経歴なように感じます。
大学では化学を専攻していました。父がどちらかというと安定志向な人で、舞台人になることはきっと反対されるだろうなと思っていたので、まずは家族を納得させるため、学費の負担が少ない国立大学に行くこと。そして、第二希望でもあった先生になれる学部に行くことにしたんです。

ただミュージカル女優を目指すという想いはずっと心の中に燃えていて、大学に入学してからすぐにバイトを始めて、バレエや歌のレッスンに通うようになりました。家族には「自分の稼いだお金なんだから好きなことに使っていいでしょ」といった態度で(笑)
土日はバイト・平日は大学に行ってからレッスンと多忙な大学生活でしたが、その努力が実って卒業後に劇団四季のオーディションに合格することができました。

横洲さん

ふなおん

劇団四季での生活はいかがでしたか?
大変な毎日でしたが、最も思い出深いのは浅利慶太先生との出会いです。浅利先生からは舞台人としての心構えなど、本当に大切なことを教えて頂きました。一番印象に残っているのは『滑舌の大切さ』です。

ステージを観ている間はお客様の心は別世界にあるわけです。でもセリフがうまく聞き取れないと、その瞬間に「あれ?」と現実世界に引き戻されてしまう。観る人に心から楽しんでいただくには、上演時間中に少しのストレスも与えないよう、細かいことを丁寧に積み重ねていくことが大切であることを学びました。

ただ、スタートが遅かった踊りには苦手意識がずっとありました。周りは小さい頃からダンスやバレエを習ってきた人が多い中、私は本格的に取り組み始めたのは大学生になってからだったので。それがあって劇団四季の次のステップを考える時もかなり悩みましたが、そんな時にも浅利先生が3日に渡って相談に乗ってくださったんです。退団の仕方は色々ありますが、その後のことまで真剣に考えてくださったことに本当に感謝しています。

横洲さん

歌以外にも様々なジャンルで活躍

ふなおん

音楽の話からは外れてしまうかもしれませんが、プロフィールに「素敵なお母さんコンテスト」で世界大会準グランプリを受賞されたとの経歴もあります。こちらはどのようなコンテストだったのでしょうか?
子供が生まれて間もない頃に参加したとある懇親会で「女性歌手は結婚したらそこでキャリアおしまいだから」なんて言ってる方がいて、カチンときたんですよね(笑)そんな業界の慣習を見返すためにも母として必ず何かやってやるぞ!と思ってた矢先に、ちいき新聞で「素敵なお母さんコンテスト」の募集を見つけて応募したんです。

日本大会は書類審査で残った10人が、それぞれウエディングドレスを着てステージに登りました。私のプロフィールを見た司会の方から「ぜひ歌ってください」と振られたので、となりのトトロを歌ったんです。それがウケたみたいでグランプリを頂いて、中国で行われる世界大会に出ることになりました。

世界大会では「時間の都合で歌うのは難しいです」と言われてたんですけど、もうやったもん勝ちだと思って、自己紹介のあと間髪入れずにとなりのトトロを歌いました。それがまたウケて、世界大会では準グランプリを頂けたんです。

横洲さん

ふなおん

歌の力で勝ち取ったものだったんですね!横洲さんは歌手のみならず、シンガーソングライターとしてご自身で作曲なども行っていますよね。作曲のスキルはどのように身に付けたのですか?
特別な勉強をしたわけではないのですが、やってみたら自然と詩と音楽が浮かんできたんです。最初に作曲したのは、五井での仕事に向かう途中の電車の中でした。暇だから作詞でもやってみようかなと詩を考えていたら、自然と一緒にメロディも頭に浮かんできたんです。その時にできたのが子供のことを思い浮かべて作った「天使のえがお」という曲で、今でも大切にしているレパートリーの一つです。

横洲さん

ふなおん

自然と曲が湧いてくるとはすごいですね!
あくまで独学なので、アレンジャーの方からは「このメロディの流れでこのコードをつけるのはおかしい」なんて言われることもあります。「頭の中に浮かんできたんだからしょうがないじゃない」と切り返しますけど(笑)

横洲さん

ふなおん

横洲さんは歌手としての活動だけでなく、イベントで司会をしている姿もよく目にします。横洲さん以外にも歌手の方が司会業を行っているケースを見かけますが、歌手としての下地があれば司会はさほど苦労なくできるものなのでしょうか?
司会のスキルは事務所に所属してきちんと勉強しました。劇団四季で徹底的に滑舌を叩き込まれていたおかげで、他の人よりも習得は早かったように思います。ただ実践経験がものをいう世界なので、様々な舞台に立つ中で学んでいったことも多いです。

横洲さん

ふなおん

司会として心掛けていることはありますか?
司会は出演者よりはスタッフに近い立場なので、主役がより映えるように、そしてきちんと時間通り進行できるように、他のスタッフのみなさんと連携を取ることを心掛けています。

例えば結婚式の司会では「ケーキ入刀です!」と続けて言ってしまのはダメ。「ケーキ(間を取って)入刀です」として、キュー出しのスタッフの方とアイコンタクトを取る。そうしないとちょうど良いタイミングでナイフが入らないんです。

こういった裏方の世界も知っていることは、自身が歌手としてステージに立つ時にも非常に役立っていますね。

横洲さん

船橋への想いと今後の展望

ふなおん

横洲さんが思う船橋の良いところ・もっとこうだったら良いのにというポイントを教えてください。
人と人とのつながりの強さと温かさは間違いなく船橋の強みです。私がこうやって色々な舞台に立たせていただいているのはほとんどが紹介で拡がっていったものですし、クチコミでお店やイベントに人だかりができたりすることも珍しくありません。その点は大人になってから移り住んだ身だからこそ、より強く感じます。

また、船橋を拠点に活動するミュージシャンが増えるなど、船橋を音楽で盛り上げようという機運が年を追うごとに高まっているのも喜ばしい限りですね。こういった動きは今後ますます盛り上がっていくと思いますので、私も様々な形で関われたらと思っています。

横洲さん

ふなおん

最後に、今後の横洲さんの展望をお聞かせください。
音楽は元気をもらえるものだと思っています。なので音楽家として一人ひとりの心に届くものを発信し、私の歌を聞いた人に元気になってもらいたいです。

また、船橋に人を呼べるアーティストになりたいという想いも持っています。船橋市民文化ホールなどで行われる自身のコンサートを、市外から来る人たちで満席にできたらと思っています。

横洲さん

※内容はインタビュー(2020年7月)時点のものとなります

横洲 かおる – Voice Artist

東京都杉並区出身。

東京学芸大学 教育学部 A類理科 化学専攻を卒業後、劇団四季に入団。

ファミリーミュージカル「王様の秘密」などに出演し、ミュージカル女優として活躍。

退団後現在は、千葉県船橋市に在住。

歌手活動を中心に、Voice Artistとして「声を使った空間創り」を行う。

コンサートでは、ひとりミュージカルやオリジナルソングなどを交え、ジャンルを問わない様々な演出が年代を超え人気となる。

楽しく歴史も学べる好評のコンサート「歌で綴ろう船橋のあゆみ」シリーズでは、第1弾(旧石器時代から現代まで)、第2弾(縄文編)ともに、脚本、演出も手がける。

コンサート以外にも、イベントやパーティーでのゲストとしても出演。

また、司会者としての経験も活かし、声の魅力を引き出すセミナーや講演会なども行ない、Voice Artistとしての活動の幅を広げている。

作詞・作曲では、船橋市市制70周年の緑化フェアの際に制作した「アンデルセンの公園」や、船橋市地方卸売市場イメージソング「ぼくら市場探検隊!」、新京成電鉄イメージソング「新京成で出発だ!」など、地域・企業のオリジナルソングも数多く制作。

小松菜や枝豆、みそ汁、歯みがきをテーマにした曲も制作し、子どもたちと一緒に歌い踊ったりするなど食育活動も行う。

小松菜ソングや、小松菜をテーマにしたミュージカルは、NHK総合「ひるまえほっと」でも取り上げられるなど、大きな話題となっている。

一児の母でもあり、「素敵なお母さんコンテスト2008」では、「日本大会」で「グランプリ」、「世界大会」で「準グランプリ」を受賞。

2015年8月6日 ファーストシングル「未来へ」リリース

2016年,2017年と、千葉ロッテマリーンズの試合前セレモニー 「ALL for CHIBA国歌斉唱」を行い、好評を博す。

​ちば市民創作ミュージカル2020では、歌唱指導を担当。

 


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