「船橋のなし」が主人公のご当地ミュージカルが完成!詳しくはこちらをクリック!

【アーティスト紹介 Vol.20】 尼崎 有実子さん – バイオリニスト

船橋にゆかりのある音楽家をご紹介。第20弾は船橋育ち・船橋在住のバイオリニスト、尼崎 有実子(あまさき ゆみこ)さんにお話を伺いました。

船橋での演奏活動にも積極的に取り組む若きバイオリニスト

ーはじめに尼崎さんと船橋とのつながりを教えてください。

父の仕事の都合で3歳までは名古屋で過ごしたのですが、4歳から今に至るまでずっと船橋市民です。坪井小学校・古和釜中学校の卒業生です。中学卒業後は幕張総合高等学校音楽コースを経て、京都市立芸術大学で学びました。

尼崎さん

ー現在の活動は?

テアトロ・ジーリオ・ショウワオーケストラでの活動を行いながら、ソロや室内楽のコンサートも行っています。最近は船橋市内で演奏の機会を頂くことも多く、市役所のロビーコンサートや、きららホールでの「ちょっとよりみちライブ」にも出演しました。また、4月21日には西船橋のコンサートサロン・アルカスで、バイオリン・チェロ・ピアノの3人での室内楽コンサートも行いました。

いきなり宣伝になってしまいますが、7月17日(土)にはきららホールの「アフタヌーンコンサート」に出演します。ぜひみなさん聴きに来てください。

尼崎さん

音楽漬けの高校〜大学時代

ー尼崎さんと音楽との出会いは?

3歳からバイオリンを習い始めました。音楽を趣味にする母からの勧めに加えて、先にピアノを習っていた兄とは違う楽器の方が面白いかなという気持ちもあったと記憶しています。

船橋に引っ越してきてからは、ずっと伊藤楽器の教室のお世話になっていました。伊藤楽器の先生には高校2年までお世話になりました。

尼崎さん

ー学校でも音楽系の部活に所属していたのですか?

高校でオーケストラ部に入るまでは部活には所属していませんでした。
ただ、ずっと個人レッスンという形だったものの、門下生同士で合奏を行う機会が定期的にあって、それがとても面白かったです。力を合わせて一つのものを作っていく楽しさはもちろん、お兄さん・お姉さんたちに色々と教えてもらうなど音楽を通じて仲間と繋がる感覚が特に。

尼崎さん

ー高校での部活動はいかがでしたか?

充実した日々でしたが、とにかく忙しかったです。その甲斐あって、日本学校合奏コンクールでは全国優勝三連覇を果たすことができました。また、ヨーロッパへの演奏旅行もあり、ウィーン学友協会で演奏をするという機会にも恵まれました。

尼崎さん

ー大学は京都市立芸術大学に進まれたとのことですが、なぜ京都の大学を選んだのですか?

教わりたい先生がいる大学を、という観点で京都市立芸術大学を選びました。また、両親がともに関西出身ということも、わずかながら影響したかも知れません。

尼崎さん

ー大学での生活はいかがでしたか?

まさに音楽漬けの日々でした。地図を見て頂くと分かるのですが、大学は京都の山の中にあって、周りに何も無いんです。なのでもう練習するしかない。

また、京都市立芸術大学は少人数の大学で、弦楽専攻の同級生は10人前後しかいません。そういった環境なので大学の仲間とは濃いつながりが持てるのが面白いところなのですが、人数が少ないとサボれませんから、音楽漬けの日々にならざるを得ないんです(笑)

尼崎さん

オーケストラを主軸に幅広い演奏に取り組む

ーこれまで主にどのような音楽に取り組んできましたか?

ソロを主としながら、必修だったオーケストラの授業にも力を入れて取り組みました。
ソロでは好きな作曲家であるチャイコフスキーの作品に取り組んだり、イタリアに研修留学に行ったのでイタリア音楽についても色々と勉強してきました。

尼崎さん

ー現在所属しているテアトロ・ジーリオ・ショウワオーケストラについて教えてください

昭和音楽大学の敷地内にある音楽ホール、テアトロ・ジーリオ・ショウワの専属オーケストラです。若手音楽家のキャリア支援の一環という目的も持つオーケストラなので、所属できる期間には限りがあるのですが、個人の活動では触れることが難しい多彩なレパートリーに取り組めるほか、一流の音楽家と共演する舞台もあるので、ものすごく学びの多いオーケストラです。

次回公演では客演としてお招きするコンサートマスターの隣に座ることになっているので、いつも以上に必死に練習に取り組んでいます。

尼崎さん

ー将来的にはどんな音楽家を目指していますか?

オーケストラに所属しながら、ソロや室内楽に取り組んでいけたらと思っています。それを実現するためにはもっと勉強しなくてはならないと思っていますし、オーディションの機会があれば積極的に挑戦するようにしています。

尼崎さん

ー尼崎さんはソロ・室内楽・オーケストラと様々な規模感での演奏に取り組んでいますが、強いて言うならどの形態が一番楽しいと感じますか?

どれも違った楽しさがあるように感じますが、最近ちょうど本番があったことも影響して今は室内楽が一番かもしれません。オーケストラは大人数が調和して一つのものを作り上げるのに対して、室内楽は演奏者の個性と個性をぶつけ合います。先日は全員が関西出身というメンバーでのアンサンブルだったこともあってか、強烈な個性同士のぶつかり合いが大変刺激的でした。

尼崎さん

船橋への想いと今後の展望

ー尼崎さんが思う船橋の良いところ・もっとこうだったら良いのにというポイントを教えてください。

船橋駅周辺は楽しいですよね。今でも楽器のメンテナンスなどで伊藤楽器さんにお世話になっていますが、メンテの待ち時間に船橋東武でショッピングをしたり、シャポーのル ビアンで大好きなバケットを買ったりします。

音楽家の目線で見ると、千人の音楽祭のような小中学生が参加できる音楽イベントが開催されていることはとても良いことだと思っています。ただ、できればクラシック音楽向けの良いホールがもっと増えると嬉しいな…とも思います。

尼崎さん

ー最後に、今後の尼崎さんの展望をお聞かせください。

クラシック音楽にはまだ馴染みが薄い人が多く、普段何気なくかけるBGMなどの選択肢にすら入らないことがほとんどだと思います。そういった状況を少しでも変えて「とりあえずクラシック音楽でも聞こうかな」と思う人を増やしたいんです。なので演奏の場を頂けた際には、まずは興味を持ってもらえるよう、テレビ番組などで流れるクラシック曲を取り入れたプログラムにするよう心がけています。

そして、自分がより多くの人たちに演奏をお届けできるよう、勉強をし続けなくてはならないとも思っています。学べば学ぶほど、自分が知らないことだらけであることを痛感します。また、コロナ禍で難しくなっている部分もありますが、改めて海外で音楽を学んでみたいという想いも持っています。

尼崎さん

尼崎有実子 – バイオリニスト

 

船橋市出身。3歳よりヴァイオリンをはじめる。

 

千葉県立幕張総合高等学校音楽コースを経て京都市立芸術大学音楽学部弦楽器専攻を卒業。日本演奏家コンクール第3位。セシリア国際音楽コンクール第3位。第30回蓼科音楽祭賞受賞。小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXVに2nd.トップで参加。セイジオザワ松本フェスティバルにも同オーケストラで参加。2017年JFO中東サウジアラビア公演でコンサートミストレスをつとめる。奨学金を得てボローニャフィルハーモニー管弦楽団に研修留学。ボローニャフィル来日公演に出演。現在、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラにオーケストラ研究員として所属。千葉交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団の客演奏者や、室内楽奏者として活動中。船橋市アーティストバンク登録講師。

 

船橋市役所ロビーコンサートや船橋アリーナロビーコンサート、きららホールでのちょっとよりみちライブなど、船橋での活動も多い。

 

これまでにヴァイオリンを青木晶央,橋本洋,吉川朝子,豊嶋泰嗣,パオロ・マンチーニの各氏に師事。室内楽を豊嶋泰嗣、小峰航一、中島悦子の各氏に師事。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA