船橋にゆかりのある音楽家をご紹介。第20弾は船橋育ち・船橋在住のバイオリニスト、尼崎 有実子(あまさき ゆみこ)さんにお話を伺いました。
船橋での演奏活動にも積極的に取り組む若きバイオリニスト
ーはじめに尼崎さんと船橋とのつながりを教えてください。
尼崎さん
ー現在の活動は?
いきなり宣伝になってしまいますが、7月17日(土)にはきららホールの「アフタヌーンコンサート」に出演します。ぜひみなさん聴きに来てください。
尼崎さん
音楽漬けの高校〜大学時代
ー尼崎さんと音楽との出会いは?
船橋に引っ越してきてからは、ずっと伊藤楽器の教室のお世話になっていました。伊藤楽器の先生には高校2年までお世話になりました。
尼崎さん
ー学校でも音楽系の部活に所属していたのですか?
ただ、ずっと個人レッスンという形だったものの、門下生同士で合奏を行う機会が定期的にあって、それがとても面白かったです。力を合わせて一つのものを作っていく楽しさはもちろん、お兄さん・お姉さんたちに色々と教えてもらうなど音楽を通じて仲間と繋がる感覚が特に。
尼崎さん
ー高校での部活動はいかがでしたか?
尼崎さん
ー大学は京都市立芸術大学に進まれたとのことですが、なぜ京都の大学を選んだのですか?
尼崎さん
ー大学での生活はいかがでしたか?
また、京都市立芸術大学は少人数の大学で、弦楽専攻の同級生は10人前後しかいません。そういった環境なので大学の仲間とは濃いつながりが持てるのが面白いところなのですが、人数が少ないとサボれませんから、音楽漬けの日々にならざるを得ないんです(笑)
尼崎さん
オーケストラを主軸に幅広い演奏に取り組む
ーこれまで主にどのような音楽に取り組んできましたか?
ソロでは好きな作曲家であるチャイコフスキーの作品に取り組んだり、イタリアに研修留学に行ったのでイタリア音楽についても色々と勉強してきました。
尼崎さん
ー現在所属しているテアトロ・ジーリオ・ショウワオーケストラについて教えてください
次回公演では客演としてお招きするコンサートマスターの隣に座ることになっているので、いつも以上に必死に練習に取り組んでいます。
尼崎さん
ー将来的にはどんな音楽家を目指していますか?
尼崎さん
ー尼崎さんはソロ・室内楽・オーケストラと様々な規模感での演奏に取り組んでいますが、強いて言うならどの形態が一番楽しいと感じますか?
尼崎さん
船橋への想いと今後の展望
ー尼崎さんが思う船橋の良いところ・もっとこうだったら良いのにというポイントを教えてください。
音楽家の目線で見ると、千人の音楽祭のような小中学生が参加できる音楽イベントが開催されていることはとても良いことだと思っています。ただ、できればクラシック音楽向けの良いホールがもっと増えると嬉しいな…とも思います。
尼崎さん
ー最後に、今後の尼崎さんの展望をお聞かせください。
そして、自分がより多くの人たちに演奏をお届けできるよう、勉強をし続けなくてはならないとも思っています。学べば学ぶほど、自分が知らないことだらけであることを痛感します。また、コロナ禍で難しくなっている部分もありますが、改めて海外で音楽を学んでみたいという想いも持っています。
尼崎さん
尼崎有実子 – バイオリニスト
船橋市出身。3歳よりヴァイオリンをはじめる。
千葉県立幕張総合高等学校音楽コースを経て京都市立芸術大学音楽学部弦楽器専攻を卒業。日本演奏家コンクール第3位。セシリア国際音楽コンクール第3位。第30回蓼科音楽祭賞受賞。小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXVに2nd.トップで参加。セイジオザワ松本フェスティバルにも同オーケストラで参加。2017年JFO中東サウジアラビア公演でコンサートミストレスをつとめる。奨学金を得てボローニャフィルハーモニー管弦楽団に研修留学。ボローニャフィル来日公演に出演。現在、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラにオーケストラ研究員として所属。千葉交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団の客演奏者や、室内楽奏者として活動中。船橋市アーティストバンク登録講師。
船橋市役所ロビーコンサートや船橋アリーナロビーコンサート、きららホールでのちょっとよりみちライブなど、船橋での活動も多い。
これまでにヴァイオリンを青木晶央,橋本洋,吉川朝子,豊嶋泰嗣,パオロ・マンチーニの各氏に師事。室内楽を豊嶋泰嗣、小峰航一、中島悦子の各氏に師事。