船橋には音楽家のみならず、音楽家を支えるたくさんの人々がいます。そんなふなばし音楽サポーターをご紹介。第一弾は「ふなばし千人の音楽祭」の実行委員長を務める菅野 健次(すがの けんじ)さんにお話を伺いました。
ふなばし千人の音楽祭とは?
ふなおん
ここで使われている「千人」というのは何かの具体的な人数を表しているものではなく『多くの人が参加する』ことを意味しています。実際の出演者は3,000人を超え、それに加えて2,000人以上の観覧客が集まります。
菅野さん
菅野さんと音楽の歩み
ふなおん
音楽との出会いは高校生の時でした。市立船橋高校に入学し、その吹奏楽部でトロンボーンに出会いました。当時はまだ強豪と呼ばれるような部活ではなく、のんびりとした活動でした。
高校卒業後は市船OBが立ち上げたアルファモニック吹奏楽団に入団しました。途中で数年間の中断はあったものの、かれこれ30年以上のキャリアを誇るアマチュアのトロンボーン奏者です。
菅野さん
ふなおん
菅野さん
実行委員長としての想い
ふなおん
そのイベントが好評で、ぜひ毎年の定例イベントにしようと実行委員会が立ち上がりました。その当初から実行委員の一員として関わっています。
時には実行委員として、時には出演者の一人として、これまでの千人の音楽祭にはほぼ皆勤賞で参加してきました。
菅野さん
ふなおん
菅野さん
ふなおん
菅野さんが実行委員長として大事にしている想いなどはありますか?
①千人の音楽祭を船橋市民の誰もが知っている音楽祭にする
②千人の音楽祭が100年継続していけるような組織体制を作る
③千人の音楽祭を船橋の文化を世界に向けてアピールする発信源とする
という3つの目標を立てました。
②の組織体制については、この数年で実行委員会の体制を盤石のものにできたと思っています。
千人の音楽祭は市民と行政との協働で行われるイベントです。私が実行委員になった当初は、市民側と行政側との温度差が感じられるような面もあったのですが、これは対話を通じてかなり差が縮まりました。また、行政側は異動などで担当者が変わることもしばしばあるのですが、そういった場合に引き継ぎがスムーズに行えるような資料も整備しました。
そのほか、実行委員内の係体制を細分化して役割分担を明確化しました。
菅野さん
ふなおん
数年前から公民館などでのパブリックビューイングを行うようになり、①の市民への認知度に関しては少しだけ高まっているかなと思います。
③の文化の発信源にするという点については、取材申し込みがあれば受けることはしてきましたが、能動的なアピールにはほとんど着手できていません。今後特に積極的に取り組みたいポイントです。
菅野さん
千人の音楽祭のみどころ
ふなおん
また、出演者の幅広さも特徴的なところです。小学生から大人・シニアまで幅広い世代が出演します。音楽を通じた世代を超えたコラボレーションも魅力です。
その他、これだけ多くの出演者が参加しながら淀みなく進行していくオペレーションのレベルの高さも、千人の音楽祭の誇るべきポイントであると思っています。
菅野さん
ふなおん
これだけの規模の音楽祭ができるのも、芸術文化が盛んな船橋だからこそです。千人の音楽祭を通じて、船橋をもっと好きになってもらえたらと思います。
菅野さん