ギター強豪校として知られる船橋市立八木が谷中学校のギター部が、9月20日に神奈川県の国際新堀芸術学院本館で行われた全日本ギターコンクールに出場。重奏部門の3年生8名・2チームが、それぞれ日本一となる最優秀賞と2位相当の特別金賞を受賞しました!!
緊急事態宣言に伴う5月末までの休校中は部活動も活動停止。部員たちはそれぞれ自宅での練習を重ねることしかできず、さらに6月中旬からの部活動再開後も、密を避けるために例年とは大きく異なるスタイルでの活動を余儀なくされた同校ギター部。そんな苦境の中でも、見事に栄冠を勝ち取れたのは、3年生8人の並々ならぬ努力があったことは想像に難くありません。
最優秀賞チームは『夜空の飛行船(作曲:畑中 雄大)』、特別金賞チームは『組曲スイーツより「クレープの誘惑(作曲:畑中雄大)』をそれぞれ演奏。いずれの曲も出場した3年生たちが自ら選曲したもので、過去に先輩たちが演奏するのを見て憧れを抱いていた楽曲だったそう。
同校が特に高く評価されたのが「ギターを弾く姿勢」。正しいフォームで弦にしっかりと力を伝えることでクリアな音色を出していたことのみならず、表情も含めて体全体で音楽を表現していたことに対する好感が、審査員からの講評でも伝えられたそう。
今回の快挙について、出場した部員たちからは「今までの努力が報われて嬉しかったです。コロナ禍のためコンクールがホールで演奏できるか当日まで分からなかったので、実際にホールで演奏できたことがとても嬉しかったです」との感想が聞かれました。また部長の近藤結菜さんからは「今回のコンクールを通じて、諦めずに続けると得るものがあると学びました」といったコメントや、副部長の小林希さんからは「高校でもギターを続けていきたい」といった抱負も聞くことができました。
同校ギター部ではコンクールをもって3年生が引退し、現在は1・2年生の新体制で活動をしています。例年3月に行われる定期演奏会も開催できるかどうか不透明な状況で、その他のイベントについても現時点では未定。顧問の藤原裕子先生によると「校内イベントなど何らかの発表機会は設けたいとは思っているのですが、コロナの状況が見えないので何とも言えません。いつ呼ばれても良いように練習を重ねていきます」と語っています。
是非とも八木が谷中ギター部の演奏を聴ける機会を作りたいところです!